ねもぷらす

ふぁいんでぃんぐねもの日記。プログラミングとか育児とか

ドライブを持たない PC に OS をネットワークインストール(SHARP MEBIUS編)

タンスの肥となっていたSHARP MEBIUS (pcmm1-h4e)
前職では新人研修中に北海道まで持っていって大活躍でしたが、4年前から Windows の起動に1時間かかるくらい動作が不安定になり、昨年12月にはHDDとして使用中に誤って C:\ のデータをぶっ壊してしまい完全に沈黙しました。


重量は1kg を切り、最厚部も2cm以下と EeePC なんて目じゃない仕様ですが、OS起動を起動できないんじゃゴミ同然。なんとかしたいと頭を悩ませていましたが、サポートページは2004年11月以降沈黙、マニュアルには「LAN Boot に対応!」って書いてあるけどやり方なんてどこにも載っていない。
ググり続けてようやく参考というか答えが載っているサイトに行き着きました。

ただ、手持ちの環境が

で、入れようとしている OS が Ubuntu なもんでうまく行かないときに原因がつかめない。


↓を参考にさせていただき、PXE(Preboot eXecution Environment) なるネットワークブート規格を使用していることが判明。


要は、LAN Boot させる為の環境として以下が用意できれば、ホストにする OS は何でも良いらしいです。

  1. DHCPサーバ
    1. OSのインストール先 PC に IPアドレスを割り振る。
    2. ネットワークブート時に最初に呼び出すソースファイルを決定する。
  2. TFTPサーバ
    1. UDP(User Datagram Protocol) でファイル転送を行う。
    2. DHCPサーバから最初に呼び出されるファイルにはブートイメージ、カーネルイメージがわかるようにする。

Ubuntu の netboot を使ってようやくネットワークブートに成功したけど、OSのインストーラがパッケージをインターネット経由で取得することまで考えてなかったので失敗に。
なぜか日本の Ubuntu ミラーサイトに接続できない。いや、インストーラでは接続できているかが判断できないんで、なんとも後味が悪い結果に…
流れとして

  1. ホスト機:DHCPサーバを構築
  2. ホスト機:TFTPサーバを構築
  3. ホスト機:ネットワークブートするソースを準備
  4. クライアント機:BIOS のブート順で LAN Boot を一番上に設定
  5. クライアント機:ネットワークブートしてインストーラを起動
  6. クライアント機:インストーラのウィザードに従って OS をインストール  << 今ココ
  7. クライアント機:インストール完了、生まれ変わったクライアント機にハァハァする


もちょっと手順をまとめて、使いこなせるようにしておく予定。
目標は OS インストールを含めたデイリービルドマシン!不要です。